中国汽車(自動車)工業協会は11日、2009年の国産自動車の生産・販売に関する統計データを発表した。同年には生産・販売台数が1300万台を上回り、増加率は過去最高を更新した。乗用車の生産・販売台数は初めて1千万台を超え、商用車も全体として好調だった。自動車工業の急速な発展を受けて、中国は世界一の自動車生産・販売国となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同統計によると、昨年の国産自動車の生産台数は1379万1千台(前年比48.30%増)、販売台数は1364万4800台(同46.15%増)だった。乗用車は生産が1038万3800台(同54.11%増)、販売が1033万1300台(同52.93%増)、商用車は生産が340万7200台(同33.02%増)、販売が331万3500台(同28.39%増)。
グローバル経済の回復が困難な情況の下で、昨年の中国自動車工業は世界に注目される業績を上げ、米国を抜いて初めて生産・販売台数で世界一となった。
同協会の董揚副会長兼秘書長(事務局長)は取材に応える中で次のように述べた。ここ数年来、中国のマクロ経済は持続的な急成長を遂げ、国民の生活レベルが徐々に向上している。人口が多いため、人口あたりの自動車保有台数は少ないが、巨大な潜在的購買力が中国自動車工業の急成長を牽引するエンジンとなり、自動車工業は国民経済の重要な基幹産業となった。今後10年間は急成長の発展傾向を維持することが予想される。
「人民網日本語版」2010年1月12日 |