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海南、月間外資導入額が1億ドル突破
発信時間: 2010-01-18 | チャイナネット

国がこのほど「国務院の海南国際観光島建設の発展推進に関する若干の意見」を発表したことを受けて、海南省における観光島の建設は地方政府レベルの政策から国家戦略へと格上げされた。同観光島は国際経済協力・文化交流の重要なプラットフォームと位置づけられ、政策、資金、プロジェクト計画など多方面で国の支援を受けることになり、これにより海南省は外資導入力が高まり、外資に新たな商機をもたらす存在となった。

ここ数年来、海南省の外資導入額は全体として増加傾向にあり、2001年から08年までプラス成長を達成した。国際金融危機の影響を受けて、09年1-11月期の外資導入額は前年同期比27%減少の8億1300万ドルにとどまった。だが国際観光島戦略の発表を目前に控えた12月は、実行ベース導入額が1億2200万ドルに上り、1-11月の月間平均投資額の1.6倍に達した。

海南省商務庁の王克強副庁長は「国際観光島建設の国家戦略への格上げは、海南省の外資導入に積極的かつ深い影響を与えることになる。これはまた、海南省が成立して以来2回目の外資導入発展に向けた重要なチャンスでもなる。同意見が発表されると、シンガポールやブルネイなどの国や地域からの視察団が相継ぎ、海南省との観光業分野における投資協力展開の意向を示した。このことから、国際観光島建設の外資集積の効果が顕在化し始めたことがわかる」と話す。

王副庁長によると、2010年は海南国際観光島建設のスタート年であり、また外資が同省に大量に流入するとみられる年でもある。同省商務関連部門は今後、▽国際観光島の対外的宣伝を強化する▽企業誘致や同省を紹介する活動を着実に行う▽外資の導入を加速させて同省の観光資源の国際化や観光市場の確立をはかる▽外資による投資の方向性を正確に誘導する▽外資投資に適した同省の優良産業リストを検討・制定する▽既存の外資プロジェクトにおけるサービス関連活動をしっかりと行う▽プロジェクトの順調な操業・運営開始を促進する▽既存の企業の存在が新たな企業の誘致を促進するという「以商招商」効果の拡大をはかる、ことなどを進める方針だ。

「人民網日本語版」2010年1月18日

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