国のモバイルテレビキャリアである中広伝播(集団)は28日、全国31省(自治区・直轄市)の280都市で同日より、CMMB(China Mobile Multimedia Broadcasting)方式の暗号化運営を行うことを発表した。このことは、中国が世界最大のモバイルマルチメディア・ラジオ・テレビネットワークを建設したことを意味する。
CMMB方式とは、国が08年より全面的に推進してきた、中国が開発するラジオ・テレビの新技術で、移動しながらでも、生放送のテレビ番組をはっきりとした画像で視聴することができるという特徴がある。CMMBチップを組み込みさえすれば、7インチ以下のディスプレイを持つ様々な端末を携帯式テレビにすることができる。
本部を北京に置く中広伝播(集団)は、国の認可を得た中国モバイルマルチメディア・ラジオ・テレビキャリアだ。同集団はすでに、全国280都市にCMMBテレビ専用ネットワークを設置しており、今年3月31日までに、特殊な気候条件を持つ新疆、チベット、青海などの地域を除く、全ての地域をカバーするネットワークを完成させる予定だ。「新華網」が28日に伝えた。
「人民網日本語版」2010年1月29日 |