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評論:海南を国際観光島にするには
発信時間: 2010-01-31 | チャイナネット

本誌記者 蘭辛珍

魅惑な熱帯の海辺の風景、きれいな空気、人を陶酔させる青い空、太陽の光と砂浜があるとは言え、海南を国際観光島にするのは容易なことではない。

海南省観光局観光促進・国際連絡処の陳褘波処長が見るところ、海南はインフラ等のハードウェア面だけでなく、さらに重要な観光管理水準や付帯環境等の面でも、国際観光島とはまだ大きな隔たりがある。景勝地を含む海南の場所の多くに、外国語表示がなく、外国語が分かるスタッフが少なく、一部ホテルのサービスはまだ低いレベルに留まっている等等、こうしたことは海南が最も差し迫って解決する必要のある問題となっている。「今後の発展において、海南は観光管理体制と付帯環境の面で国際スタンダードに合わせるようにしなければならない。例えば商品パッケージ、言語環境と人材育成等を国際標準に達するようにしなければならない」と陳褘波氏は語った。

2010年1月13日に海南省委員会が開いた会議で採択された決議によると、海南は国際観光島の建設を次の三段階に分けている。 すなわち、2010年に海南省国際観光島建設の各作業を全面的にスタートし、2015年までに観光の国際化改造をほぼ完了、2020年に海南国際観光島建設の主要任務をほぼ完成させ、世界一流のレジャー・リゾート観光島を作り上げるというものだ。

 

海南島は南中国海北部の島。広東省雷州半島から、チュンチョウ海峡を挟んで南方に位置する。東西約300 km、南北約180 kmで、面積は32,200 km2。最高所はウーチー山の1,867m。東と南は南中国海、西はトンキン湾に面する。全島が亜熱帯性気候で、古来から黎族(リー族)など少数民族が住む。かつて広東省に属したが、1988年に分離して海南省になり、同時に経済特区となった。2001年以降、毎年ボアオ・アジア・フォーラム(世界経済フォーラムのアジア版)を開催している。

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