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中国、中レベル先進国に 2040年頃
発信時間: 2010-02-01 | チャイナネット

中国科学院(科学アカデミー)中国現代化研究センターが先月30日に発表した「中国現代化報告2010:世界現代化概覧」によると、中国は2040年頃に中レベルの先進国となり、現代化に向けた3段階の経済発展戦略「三歩走」における目標を10年前倒しして達成する見込みという。

同報告によると、中国の現代化には1840年代から数えて約160年の歴史があり、初歩的な現代化の段階、部分的な現代化の段階、全面的な現代化の段階と進んできた。1990-2005年の年平均成長率から考えて、中国は2020年前後に第一次現代化を達成し、2040年前後に世界の平均水準を超えることが予想される。

国が打ち出した「三歩走」戦略では目標を3段階に分けて設定する。3つ目の目標は、21世紀中頃をめどにゆとりある国民生活を実現し、現代化を基本的に達成し、国内総生産(GDP)の一人あたり平均が中レベル先進国の水準に達すること、だ。

同報告によると、この3つ目の目標が達成された場合、中国の現代化レベルはおおよそ次のようなものになる。

▽国民の平均所得が2万ドルを超え、主要経済指標の世界ランキングが上位40位以内に入る。

▽年金と医療保険のカバー率が100%に達し、都市化率と情報化率が80%を超える。

▽民主的で自由、かつ平等で高効率な政治とモラルが形成され、国際競争力ランキングが世界トップ10入りする。

▽文化的な生活のレベルが世界平均を上回り、文化創造力を示す主要指標の世界ランキングが上位20位以内に入る。

▽大学進学率が80%を超え、平均寿命が80歳を超え、国際連合開発計画(UNDP)が発表する人間開発指数(HDI)のランキングが世界トップ20入りする。

▽経済成長と環境の悪化とが完全に切り離され、居住環境の質が基本的に主要先進国並みの水準に達する。

「人民網日本語版」2010年2月1日

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