世界トップの食品小売・サービス企業であるマクドナルドは、2010年も中国での投資を強化する方針だ。通年の投資額は前年比25%増加する見込みで、中国国内で1万人分の雇用を新たに創出することも予定する。
大陸部に進出して20年目を迎える今年、マクドナルドは中国業務を急速に拡大する計画だ。新たに店舗150店-175店をオープンするとともに、引き続き人材育成に力を入れ、中国をアジア・太平洋地域におけるマクドナルドの人材資源育成拠点に発展させるとしている。
マクドナルドは現在、100を超える国と地域に約3万2千店舗を擁する。大陸部店舗第一号は1990年にオープンした深セン店で、現在、中国での店舗数は1100店、従業員数は約6万人に上る。
マクドナルド人材育成施設「ハンバーガー大学」の世界7校目が、今年3月に上海市で開校する。マクドナルド中国有限公司の曽啓山最高経営責任者(CEO)は「今後5年をめどに、1億5千万元以上を投入して、中国のハンバーガー大学で管理職5千人以上を育成するとともに、同大学をマクドナルドのアジア・太平洋地区における人材育成拠点とし、世界に人材を送り込む予定だ。このことから、マクドナルドにおける中国市場の戦略的地位がうかがえる」と話す。
「人民網日本語版」2010年2月1日