2010年中国上海万国博覧会(上海万博)は5月1日から10月31日までの会期中に、会場内での小売総額が21億元に達する見込みだ。万博市場の潜在力は非常に大きいといえる。
万博会場内の公共エリアにおける小売サービス企業の出店契約調印式がこのほど、上海万博事務協調局で行われ、小売企業48社とコンビニエンスストア2社が会場内での経営許可を取得した。各社は会場内の物品区画にある小売店舗で万博ライセンス製品を販売し、来場者のニーズに応えることになる。万博主催側は昨年12月18日から出店企業の募集を始め、入札には120社を超える企業が参加した。
万博公共エリアの物品区画は総面積1万3221平方メートルで、47の小区画からなっている。小区画は公共エリアの各所、すなわちAB区、C区、中心的建築物の世博軸、DE区、ベストシティ実践区(UBPA)、日本企業館、B06エリア、8カ所の出入り口に分散して設置されている。小売店舗の業界区分は、一般チェーン店、関連製品専門販売店、総合主力店の3つ。
同局責任者によると、公共エリアの物品区画は1万3千平方メートルで、来場者はのべ約7千万人が見込まれ、これは2005年の日本国際博覧会(愛知万博)や北京五輪を上回る規模だ。来場者一人あたりの記念品やみやげ製品の消費額は30元、小売総額は21億元に達するものと見込まれる。うち公共エリアにおける小売額は約半数の約10億5千万元に上り、一日の1平方メートルあたりの平均小売額は380元に達する見込みだ。会期中のライセンス商品のニーズには巨大な潜在力があるとみられる。
「人民網日本語版」2010年2月5日 |