楊国強・上海市商務委員会副主任は9日の上海商務情況報告会で、09年の同市のサービス貿易が総額800億ドルに達し、全国の4分の1を占めるとの見通しを示した。
09年の同市の実行ベース外資導入額は105億3800万ドル(前年比4.5%増)で、全国平均を7.1ポイント上回った。うち72.3%が第3次産業(同11.4%増)。流通業と商業サービス業の実行ベース外資導入額は平均3割以上と、さらに強い伸びを示し、関連サービス貿易の成長を牽引した。
同市に経済本部を設置した外資系企業は79社で、計755社となった。ただの製造企業と比べ、経済本部はより機能が揃っており、サービス貿易発展の潜在力が強い。
上海市統計委員会の発表によると、同市企業による対外直接投資額は15億3600万ドル(同117%増)、海外プロジェクトの請負・労務協力契約の新規締結額は124億ドル(同12.2%増)、取引高73億4000万ドル(同31.8%増)で、規模、伸び幅ともに全国の前列に立った。
同市企業による1000万ドル以上の対外直接投資プロジェクトは20件で、総額10億8000万ドルとなり、対外直接投資全体の7割を占めた。
「人民網日本語版」2010年2月10日 |