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今年の春節市場、カード消費がトレンド
発信時間: 2010-02-23 | チャイナネット

今年の春節(旧正月、今年は2月14日)連休期間の消費市場にはどのような傾向がみられただろうか。

▽盛んな消費

北京市商務委員会が20日に発表したモニタリングデータによると、2月12日から18日の7日間に、同市内の企業126社および店舗3085社の売上高は34億8千万元に達して、前年同期比15%(4億5千万元)増加した。中でも家電製品は買い換え政策によって消費の急速な伸びが促され、春節の大型連休期間中、同市内の買い換え台数は1万6千台に上り、売上高は6791万7千元に達した。回収した家電の台数は1万6千台だった。

上海市商務委員会が発表したデータによると、13日から19日の7日間、同市内の大・中規模商業企業約4千社の販売拠点での売上高は50億600万元に上り、一日あたりの平均売上高は7億1500万元に達して前年比15.8ポイント上昇し、12年ぶりに記録を更新した。

連休期間中、全国の大都市の消費財市場はいずれも好調だった。各地の重点観測小売企業の売上高をみると、雲南省は同34.5%、重慶市は同25.1%、黒竜江省は同23.6%、それぞれ増加した。遼寧、安徽、陝西、四川、河南、江蘇の各省でも20%を超える伸びを示した。

▽クレジット消費が流行

各地で春節消費が盛り上がるとともに、銀行カードによる取引も急速に増加している。中国銀聯が20日発表した最新の統計データによると、13日から19日の7日間に国内で行われた銀行カードによる取引の金額は569億元(同47%増)、件数は約1億件(同25%増)に上った。

同期間には春節消費が「沸騰」し、多くの企業・店舗でカードによる取引金額が大幅に増加した。中でも日常生活と密接に関わる飲食店、スーパーマーケット、ホテル、航空、娯楽などの企業・店舗の伸びが大きく、飲食店は同43%、スーパーは同39%、ホテルは同37%、航空は同33%、娯楽は同19%の増加となった。また宝飾品・美術工芸品を取り扱う企業の取引額は同161%、自動車販売企業は同120%、ガソリンスタンド経営企業は同120%、それぞれ増加した。

このほか同期間には中・西部地域で銀行カードによる取引が急増し、取引金額が全国の取引額全体に占める割合が40%に達し、新正月の連休期間に比べて5ポイント上昇した。特に全国の県および県以下の農村地域をほぼすべてカバーする農民工銀行カードが特色のあるサービスを打ち出し、出稼ぎ農民労働者の帰郷ラッシュとなった6日から19日の14日間に、累計17億元(同33%増)の取引額を達成した。銀聯カードが都市部と農村部をつないだことにより、ますます多くの出稼ぎ農民労働者が「出稼ぎ先で稼いだ金を郷里で受け取る」ことができるようになっている。

クレジットカードは休日消費における重要な選択肢になりつつある。春節の7日間の連休の間、クレジットカードによる取引額は157億元に達して同43%増加し、同期間中の銀行カードによる取引総額の28%を占めた。クレジットカードの大量使用は個人消費に便宜と恩恵をもたらすだけでなく、消費・内需の拡大、経済発展の促進にとってより積極的な役割を果たすものだといえる。

「人民網日本語版」2010年2月23日

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