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近代史上最大規模の人工運河事業、来月にも着工
発信時間: 2010-02-25 | チャイナネット

近代人工運河プロジェクトとしては中国で最大規模になる「引江済漢プロジェクト」はこのほど、設計報告が国務院の南水北調プロジェクト(南方の水を北方に送るプロジェクト)弁公室の認可を受けた。総投資額は61億6900万元で、すべて中央政府予算でまかなわれる。早ければ今年3月にも工事がスタートする見込みだ。中国新聞網が伝えた。

引江済漢プロジェクトは、長江の荊江河区間から水を引き、漢江の興隆河区間へと運ぶ大規模な水輸送プロジェクトだ。漢江中・下流域の治水プロジェクトの一環であり、湖北省最大の水資源分配プロジェクトでもある。輸送ルートは全長約67.23キロメートルで、年間平均輸送水量は37億立方メートルと見込まれる。このうち漢江には31億立方メートル、東荊河には6億立方メートルが運ばれる予定だ。今回のプロジェクトの主要な任務は、漢江興隆河区間の下流域に向けて、南水北調プロジェクトの中流区間第一期工事で取水され、減少した水量を補うこと、この下流域における生態、灌漑、水供給、水上輸送向けの取水環境を整備すること。これにより長江荊州区間から漢江潜江区間に至る航路が大幅に短縮される見込みで、漢江中・下流域の生態環境の修復・改善に重要な意義をもつものと期待される。(編集KS)

「人民網日本語版」2010年2月25日

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