国の関連部門がまとめた統計データによると、天津市の航空宇宙産業は2009年、生産額が112億2500万元に達し、陝西省、遼寧省、四川省に次ぐ全国4位に躍進した。08年から順位を13位上げ、生産額は15倍に増加した。増加ペースは全国トップで、天津市は一躍、全国的に重要な航空宇宙産業拠点になった。

09年の天津航空宇宙産業では次のような成果があった。エアバス「320」シリーズ機の天津総合組み立てラインで11機が製造され、引き渡しが完了し、生産額は38億5千万元に達した。中国航空工業集団公司のヘリコプタープロジェクトが生産額60億元を達成した。推進力の大きい新世代キャリアロケットの産業化拠点における民間品製造プロジェクトがスタートし、関連産業の振興を牽引した、などだ。同市の航空宇宙産業は無から有への発展を遂げ、「三機一箭一星」（3つの航空機企業、1つのロケット開発企業、1つの衛星開発企業）をシンボルとする整った産業システムが急速に形成され、歴史的な飛躍を達成したといえる。

「人民網日本語版」2010年2月25日