経済回復により広告業の景気もよくなっている。香港広告商会によると、企業が昨年香港の広告に投じた経費は261億香港ドル、前年比5.9％増だった。同商会メディア会員の曾錦強氏によると、今年は5％増の収益が見込めるものの、金融危機前の水準にはまだ回復しないという。

香港紙「大公報」によると、企業が昨年広告に投じた経費は08年の246億香港ドルを5.9％上回った。広告主を業界別にみると、トップ3は銀行金融、住宅用品、医薬品だった。なかでも銀行金融業の広告支出は24億香港ドルと最も多かったが、前年に比べ8％近く落ち込んだ。

広告が投じられたメディアを見てみると、テレビへの広告支出が最も多く35％を占め、新聞（30％）、インターネット（3.6％）、ラジオ（5％）と続いた。

「人民網日本語版」2010年2月26日