物価、不動産価格、都市住民の収入--が09年に最も注目を集めた統計として選ばれた。国家統計局都市社会調査司の魏貴祥司長はこのほど、ネットユーザーと交流した際、これらのデータを解読した。
消費者物価指数(CPI)について話が及ぶと魏氏は、中国のCPI統計は信頼できるとし、CPIには600種類以上の商品とサービスが含まれ、それぞれの商品価格の総合平均値を割り出していると説明した。中国はCPI統計のため、31の省・自治区・直轄市に約5万カ所以上の調査地点を設けている。調査地点は百貨店から自由市場、専門店に至るまで、原則として代表的な商品を揃え、繁華街にも非繁華街にも、また都市部にも農村部にも設置されている。
価格情報収集を行う専門の調査員は全国に3000人余りいる。価格情報収集作業に昨年10月から価格情報収集電子システムが導入されるという大きな変化があった。調査員は携帯電話に取り込まれたソフトを使い、例えば「市場できゅうりが500グラム1.5元」と入力、送信するだけで情報が直接国家統計局に届くようになり、作業が便利かつスピーディになった。統計局はこれらの情報をもとに価格指数を割り出している。
「人民網日本語版」2010年2月26日 |