2009年には国内需要を構成する投資と消費がいずれも急速な伸びを示した。「統計公報」によると、2009年の固定資産投資は22兆4846億元に上り、実行ベースで前年比33.3%増加し、1981年以来の増加率が最も大きな年となった。社会消費財小売総額は12兆5343億元で前年比15.5%増加し、物価上昇要因を考慮した実質増加率は16.9%に達し、こちらも1986年以来の増加率が最も大きな年となった。
国家統計局のおおまかな算定によると、09年の国内総生産(GDP)に対する内需の貢献度は144.8%に上り、対外需用の貢献度のマイナスを効果的に補った。国際金融危機の深刻な影響を受けて外需が冷え込む中、内需の急速な伸びは経済・社会の安定を保証し、市場の信頼感を回復するのにプラスとなった。
内需は全体量が急速に増加すると同時に、構造的にも発展があり、急ピッチで成長する一連の分野があらわれた。投資では、電力を除くインフラ投資が通年で44.3%増加した。消費では、自動車販売の急速な伸びが最も注目を集め、通年の自動車類消費は32.3%増加し、増加率は前期比21.2ポイント、上半期比14.2ポイント、第1-3四半期比7.8ポイント、それぞれ上昇した。中国汽車(自動車)工業協会がまとめた統計によると、通年の自動車販売台数は1364万台で前年比46.2%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2010年3月1日 |