2010年中国上海万国博覧会(上海万博)の開催を控えて、上海市内の交通・都市管理・環境保護建設を進めて万博のスムーズな運営を保障することを目指す大会が1日に開催された。それによると、10万人に及ぶ関係者の努力を経て、万博会場の建築物と関連設備の建設工事はすでに全体の95%以上が完了し、あとは撤収作業を残すばかりになった。4月15日にはすべての工事が完了する見込みだ。
万博のテーマ「より良い都市、より良い生活」を体現するために、上海市は開催期間中、設備の運営レベルや都市管理・環境保護の水準を一層引き上げ、次のような対策を取るとしている。市政府が管轄する道路、各種パイプライン、河川、環境衛生などの各種設備のメンテナンス頻度や衛生レベルを高め、設備をいつでも使えて清潔な状態に保つ。万博会場エリアの1キロメートル圏内にある主要道路90本と景観エリア25カ所について、24時間体制の衛生対策を取る。中環路内エリアの衛生基準を引き上げ、生活ゴミをその日のうちに処理できる体制を整える、などだ。また万博会場エリアの空気の質についてリアルタイム観測制御システムを立ち上げ、会期中に環境レベルについての動態追跡を行い、適時警告を発するとしている。万博気象観測ネットワークも立ち上げられ、全方位的で細分化された気象サービスを提供する予定だ。
「人民網日本語版」2010年3月2日 |