両大会の開幕を前に、全国政協委員、国家エネルギー局局長の張国宝氏が記者の取材に応じ、中国のエネルギーの発展方向と関心が集まる問題について説明を行った。

記者：新エネルギーの発展に関する論争が繰り広げられているが、風力エネルギーと太陽エネルギーの生産は過剰であるか。

張国宝：風力発電の設備容量を見ると、過剰ではなく、更なる発展が必要だと思う。理論上、中国の風力資源は26億キロワット、現在の風力発電の設備容量はわずか2200万キロワットで、まだ大きな発展余地がある。風力発電市場には期待が集まっており、多くの企業が風力発電設備分野への進出を計画しているが、量産化が認められるのはごく少数である。この分野は発展の見込みがあるが、技術と大量生産を重視する必要がる。政府は数社の大手企業をサポートし、世界の先進企業に匹敵する能力を育成する方針だ。

「チャイナネット」　2010年3月3日