政府活動報告の起草作業に参加した中国国務院研究室情報研究司の向東副司長はチャイナネット記者の取材を受けた際に、中国は世界の経済発展の重要で安定した力となったとの考えを示し、次のように語った。
昨年の中国のGDPは33.5兆元であり、世界のGDP総額の約7%を占め、世界経済の0.6%を牽引するものとなった。国際金融危機の後、世界の主要な経済体がすべて衰退に陥った時、中国の経済は依然として引き続きかなり速く発展をとげ、これは世界経済に対する一大貢献であると言うべきである。中国は世界の経済発展の重要で安定した力となっている。中国が内需拡大の政策を実行することは、国外から数多くの商品を輸入することを必要とし、これも中国の世界経済に対する貢献である。現在、中国経済は引き続き安定した、比較的速い発展期にある。今年の政府活動報告の中で打ち出されている目標から見て、政府が打ち出した今年の所期目標を実現することには何の問題はないと言うべきである。中国が引き続き実施している積極的な財政政策と適度にゆったりした貨幣政策においては、当面刺激政策の退出問題を提起してはおらず、それ自体はとりもなおさず世界に対する明確なシグナルであり、いま1つの確信に対するサポートでもある。
「チャイナネット」 2010年3月5日
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