ここ数十年、中米両国の経済貿易ネットワークはますます緊密化している。米国は長年に渡り、多額の対中投資を行ってきた国の1つだ。その先進技術と市場の経験は手本となり、中国が改革発展を進めるにあたり問題解決の一助ともなる。中米両国はお互いに第2の貿易相手国として、「あなたの中の私、私の中のあなた」といった相互補完的な利益共同体を形成している。さらに重要なのは、世界の二大経済大国として、中米の経済協力強化は両国の経済社会の発展を推進するだけでなく、世界経済の安定化にも寄与しているということだ。

習近平主席の訪米で最も重要な課題は、経済協力だ。訪米に同行した中国企業15社は米国で206億米ドルの投資契約を結んだが、インターネット、自動車、エネルギー、食糧など分野は多岐に渡る。中国企業と米国経済界トップとの交流は相互に刺激となり、中米経済協力の一段の深化と拡大を促すに違いない。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2015年9月25日