「第二に、『一帯一路』の協力空間も、開放的で包容性のあるものだ。現在の『一帯一路』の空間範囲は、アジアとヨーロッパ大陸が中心となり、その後アフリカ、大洋州に伸びていく。このように大きな地域での協力プラットフォームであり、我々はその境界を限定することはない。言い換えれば、より多くの国が『一帯一路』の協力プラットフォームに参加してほしいと願っている。このプラットフォームでは協議を必要としないし、高いハードルを設定することもない。ただ協力したい意向を国家が持つだけで、我々はこのプラットフォームへの参加を歓迎する。
かつてアメリカはマーシャルプランを実行したが、空間範囲の選択という面から、我々のほうが開放性と包容性の態度を持っており、同プランとは完全に異なる。現在、大きな注目を集めているものにTPPがあるが、その参加協議では基準や条件が厳格なのが分かるだろう。しかもとてもタフな協議を経る必要がある。しかし我々の『一帯一路』というプラットフォームは、このような過酷な要求はない。つまり、より多くの発展途上国が『一帯一路』に参加する機会を持つことになると考えられる」。