■日本経済界、対中関係を非常に重視
日中経済協会の宗岡正二会長は挨拶で、次のように述べた。
日中経済協会は1975年から毎年、訪中団を派遣してきた。今年は初めて、経団連と日本商工会議所と3団体合同で代表団を派遣。これは日本の経済界全体の代表団としてふさわしいもので、参加人数は220人超と過去最大規模だ。これは中国経済と世界経済、日本経済の結びつきが非常に重要であることを示しており、日本経済界が中国経済の持続可能な安定成長にポジティブな見通しを持っていることを表す。「日本経済界は日中関係改善を非常に重視し、大きな期待を抱いている」。
■中日韓FTA、東アジアの地域協力をリード
中・日・韓の3カ国は先ごろ、3年半ぶりに首脳会談を再開した。3カ国は東アジアの経済規模の90%を占めているが、3国間の貿易依存度は19.4%に過ぎず、EUの3分の1、北米の2分の1を下回る。
李克強総理は先ごろ開かれた第5回中日韓工商サミットで、3国間の貿易規模拡大と市場開放を進め、自由で便利な貿易環境を構築すべきと指摘。また、中日韓FTA交渉を早期にまとめ、2020年の東アジア経済共同体設立を目指すとしている。