アニメ産業の規模が拡大しているにもかかわらず、「衰退している」との声も聞こえてくる。「エヴァンゲリオン」の生みの親である庵野秀明は15年に、「今のアニメ製作のシステムはかろうじて持っている状態であり、その崩壊は時間の問題。それがもつ見込みについては、いずれにせよ20年はもたず、あと5年ほどだろう」と語った。このような見方は、決して大げさではなく、少数派の意見でもない。