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japanese.china.org.cn | 03. 01. 2017

中国と日本のアニメ産業の現状は? チャンスと課題が存在

タグ: 中国日本アニメ

ターゲットは子供に絞る?それとも年齢層問わない作品に?

15年、中国では国産アニメーション映画41作品が公開されたものの、興行収入が1億元(約17億円)を超えたのはわずか3作品だった。「西遊記之大聖帰来」は9億5600万元(約162億5200万円)という目を見張るような興行収入をたたき出したが、ほとんどの中国の国産アニメにとっては、1億元が非常に高いハードルとなっている。高い興行収入を得るのが難しいとなると、利益を確保するために、低コストが打開策となる。多くの時間や精力、資金をかけて、大作アニメーション映画を作るのは一種の賭けで、多くのアニメ製作会社は、低年齢の子供だけにターゲットを絞り、コストが2000万元(約3億4000万)ほどの映画を作って、興行収入7000-8000万(約12億-13億6000万円)を狙うという、アンパイを選んでいる。

どちらの手法が良くて、どちらの手法が悪いということはなく、子供にも大人にもアニメの需要があるものの、子供を引きつける方が簡単というわけでは決してない。一つのアニメが成功するかは、想像力やストーリー、価値観にかかっている。

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