第21回高交会で撮影された、調理ロボットが作った料理(11月13日撮影)。
来場者が第21回高交会の現場で、ゴミ分別ゲームを行った(11月13日撮影)。
5GはこれまでVRなどのゲームの応用が重視されてきたが、今年の高交会の展示品は工業、都市、医療、交通、農業点検などの業界での応用が重視された。5Gスマート都市、5G遠隔医療、5G教育、5Gドローン点検、5Gスマートホームなど、5Gは業界及び分野を跨ぐ融合協力能力を発揮している。
ファーウェイの5G+スマート都市首席顧問の李景松氏は「5Gは超高速であり、かつ消費者や伝統的な実体業界のデジタル化・スマート化モデルチェンジにおいて、より重要な役割を果たしている。これは市場アップグレードの重大なシグナルだ」と指摘した。
平安スマート都市展示ブースは、最も人目を引きやすい「市長操縦室」をもたらした。来場者は市長になり室内から都市全体の運営状況を見ることができる。室内には交通システム、人口分析システム、都市健康指数システムなどの多くの都市運営大型ディスプレイがある。中に入ると「都市スマートブレーン」の一体化ソリューションプランを通じ、ワンキーで全市の人口、政策、経済貿易、交通などの状態をチェックし、都市を全面的に理解することができる。
このような応用シーンはすでに上演されている。深セン市福田区委のスマート都市指揮センターは、福田「市街地ブレーン」と呼ばれている。福田区スマート弁公室の張志斌主任は「この電子大型ディスプレイにより、全区で発生している状況が一目瞭然になる。公共突発事件、重大安全リスクが生じれば、市街地ブレーンは真っ先に警報を発する。さらに観測し生成したデータとケースに基づき分析モデルを構築し、発展の法則を把握する。防御・制御システムを、発生中及び事後の処理から事前の早期警戒に変更させる。リスクの『マイナス一秒』の早期警戒、ゼロ遅延反応、全面的な防御を実現する」と説明した。
IDGアジア副総裁の朱東方氏は、高交会で開催されたアジア太平洋スマート都市発展フォーラム2019にて、「スマート都市の建設はすでに第3期のブームに入っている。中国のスマート都市建設は重要な時期を迎えた。中国では現在700以上の都市がスマート都市の建設を提案しているか、これを建設している。中国のスマート都市の市場規模は、2023年に599億ドルを超え、2018年より倍増する見通しだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月18日