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japanese.china.org.cn |17. 01. 2022 |
環境に優しい新エネバス、地域住民の足に 新疆ロプ県
準備を整え、出発を待つ乗務員ら。
真新しいバス6台がこのほど、乗客らを乗せて新疆ウイグル自治区ロプ(洛浦)のバスターミナルをゆっくりと出発した。同自治区では昨年12月、ホータン(和田)市とロプ県、カラカシュ(墨玉)県、クルムカシュ(昆玉)市を結ぶ新エネルギーバスの新設路線が開通した。4市・県の頭文字を取って「和墨洛昆」直通専線と呼ばれる。
公共交通機関の利便性を高めることは、地域住民の暮らし向上につながる。この路線は広域に停留所を数多く設け、10分ごとにバスを運行するなど、都市部並みに便利で速い公共交通機関として、地域の農民や牧畜民に良いサービスを提供している。
ホータン地区では近年、「和墨洛昆」一帯の統合開発が進み、都市部と農村部のつながりが密接になり、環境に配慮した低炭素志向の外出に注目が集まるようになった。こうした中、地域住民の外出需要の増加に応えるするため、昨年12月13日に「和墨洛昆」直通専線が試験運行を開始した。
同路線の営業キロは50キロ余り。始発は朝9時、終発は21時で、10分間隔で運行。停留所54カ所を設け、乗り換えなしに直接目的地に到着できるようにするなど、利便性向上を図っている。
この直通バスは、新疆南部で最初に運用を開始した「充電スタンド+太陽光蓄熱」プロジェクトであり、新エネプロジェクトの推進と実施、農村振興を推進するためのパイロット事業としての役割を担っている。新エネバスは充電時間も短く、従来型のガソリン車よりも燃費がが少ない上、汚染物質の排出を減らし、地域住民が移動しやすくするなど、人にも環境にも優しいの交通手段となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月17日