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japanese.china.org.cn |12. 07. 2022

【ランキング】世界で最も港湾コンテナ取扱量が多い都市はどこか?

タグ: 港湾
中国網日本語版  |  2022-07-12

〜2020年中国都市コンテナ港利便性ランキング


雲河都市研究院


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 ■ 中国は世界コンテナ輸送の中心的存在

 

 新型コロナパンデミックでサプライチェーンと海運は世界的に大きな混乱を生じ、現在に至ってなお収まってはいない。その影響で2020年世界のコンテナ取扱量は-1.2%減であった。これに対して、中国はゼロ・コロナ政策が奏功し、社会活動がいち早く正常に戻ったことでコンテナ取扱量も1.2%成長を実現させた。


図1 2020年世界における国・地域コンテナ取扱量ランキングトップ30

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  出典:UNCTADデータベースより雲河都市研究院作成。


 図1が示すように、2020年の国・地域別港湾コンテナ取扱量ランキングで見ると中国は圧倒的な第1位である。同トップ10は順に、中国大陸部、アメリカ、シンガポール、韓国、マレーシア、日本、アラブ首長国連邦、トルコ、ドイツ、中国香港地区となった。


 図2が示すように、これら10カ国・地域の港湾コンテナ取扱量の世界シェアは59.8%に達し、さらに同ランキング上位30カ国・地域を見ると、そのシェアは86.5%に達している。つまり、この30カ国・地域は世界のコンテナ取扱量の9割弱を担い、グローバルサプライチェーンが最も活発に作動している。


 とりわけ中国大陸部は、世界港湾コンテナ取扱量におけるシェアが30.1%に達し、群を抜いている。第1位の中国大陸部と10位の中国香港地区を合わせたコンテナ取扱量は、2位から12位(中国香港地区を除く)のアメリカ、シンガポール、韓国、マレーシア、日本、アラブ首長国連邦、トルコ、ドイツ、スペイン、インドの10カ国合計を上回る。東京経済大学の周牧之教授は「この数字は中国がグローバルサプライチェーンの中核的な存在である実態を捉えている」と分析する。



 図2 2020年世界における港湾コンテナ取扱量の集中度

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 出典:UNCTADデータベースより雲河都市研究院作成。

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