5.映画と都市の個性
「中国都市映画館・劇場消費指数2021」からは、さらに次のような都市と映画興行の関係が見えてくる。
中国で映画興行収入の最多都市:映画興行収入の上位10都市は、上海、北京、深圳、成都、広州、重慶、杭州、武漢、蘇州、長沙である。
中国で映画鑑賞者数の最多都市:映画鑑賞者数が多い上位10都市は、上海、北京、成都、深圳、広州、重慶、武漢、杭州、蘇州、西安である。
中国で最も映画好きな都市:一人当たりの映画館での鑑賞回数が多い上位10都市は、珠海、武漢、杭州、南京、深圳、上海、北京、海口、広州、長沙である。
中国で最も映画におカネを掛ける都市:一人当たりの映画興行収入の上位10都市は、北京、上海、深圳、杭州、珠海、南京、武漢、広州、三亜、海口である。
図72021中国で最も映画好きな都市ランキング トップ30
(一人当たり映画館での鑑賞回数)
出典:雲河都市研究院『中国都市総合発展指標2021』より作成。
図82021中国で最も映画におカネを掛ける都市ランキング トップ30
(一人当たり映画興行収入)
出典:雲河都市研究院『中国都市総合発展指標2021』より作成。
周牧之教授は、「映画興行収入の最多都市、映画鑑賞者数の最多都市、最も映画好きな都市、最も映画におカネを掛ける都市などのランキングから都市の性格やエンターテイメントにかける気質がよく見られる。都市分析のユニークなツールになる」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月6日