中国初の宇宙耐塩基性ジャガイモの種子1万800粒がこのほど、品種選択育成段階に入りました。
これらの種子は、有人宇宙船「神舟16号」に搭乗して180日間の宇宙旅行を終え、2023年10月31日に地球に帰還しました。今後は、催芽、育苗、移植を通じて、鑑定評価を継続し、ジャガイモの新品種を選択育成していきます。
今回の選択育成では、遺伝子編集技術で従来型の遺伝育種を補助する方式を採用し、高度かつ正確な方式でジャガイモのゲノムを編集し、耐塩基性遺伝子を抽出・挿入することで、品質向上のプロセスを加速させます。従来型の育種方法に比べ、10年余りかかる育種サイクルを数年に大幅に短縮することができます。(閣、柳川)
「中国国際放送局日本語版」2024年1月17日