A株市場は再び匯金公司による買い増しを迎えた。中央匯金投資有限責任公司(以下「匯金公司」)は6日、「現在のA株市場の価値を十分に認めており、先ほど上場投資信託(ETF)の保有範囲を拡大した。買い増しを持続的に拡大し、資本市場の安定運営をしっかり維持する」と発表した。
この発表は市場に大きな自信をもたらした。6日同日にA株市場は大幅な反転上昇を迎えた。上海総合指数、深セン成分指数、創業板指数は1日で3.23%高、6.22%高、6.71%高となった。市場に放出された取引額は9000億元を超え、全市場で3824銘柄が上昇した。
長江養老保険股份有限公司研究部総経理の李慧勇氏は、「市場に欠けているのは自信だ。現在の各種指標を見ると、ERPやバリュエーション、経済との関係性でも、現在の資本市場には充分な投資価値がある。しかし市場の自信が極度に不足し、資金の供給が不足し、相場が下がり、さらに自信が失われるという悪循環に陥っている。匯金公司は今回、現在のA株市場の価値を十分に認めていると明言し、投資家に明確な期待感を、市場に大きな自信をもたらした」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月7日