米連邦準備制度理事会(FRB)がシリコンバレー銀行破綻を受け打ち出した救済ツール「銀行ターム・ファンディング・プログラム(BTFP)」が3月11日、正式に終了した。
BTFPが金融機関の「鞘取引ツール」になっていると疑問視する声が、昨年末より高まり続けている。FRBは今年1月、BTFPを予定通り3月11日に終了すると発表した。
この期間中、ニューヨーク・コミュニティ・バンコープの決算が赤字となり、米地銀が再び危機を迎えた。FRBはこの新たな状況を受けながらも、計画通りバランスシートを縮小している。BTFPの終了と地銀の新たな問題を受け、市場流動性不足の懸念が再び生じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月13日