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japanese.china.org.cn |09. 05. 2024 |
世界AEO会議が中国で初開催
撮影:新華社記者・梁旭
世界AEO会議(Global AEO Conference)は、世界税関機構の最大規模の能力構築活動とされている。
第6回世界AEO会議が8日、深セン市で開幕した。AEO関連の最高レベルのグローバル会議の中国開催は初。3日間で100以上の国及び地域の政府部門、国際機関、ビジネス界、学界の代表者ら1200人以上が集まる。
本会議のテーマは「AEO制度を活用し、包括的かつ持続可能な国際貿易を促進」。
世界税関機構のイアン・サンダース事務総局長は開幕式で、国際経済・貿易情勢が挑戦を迎える中、「スマート税関におけるAEO制度」「AEO制度の世界相互認証及び協調」「AEO制度の未来」などの議題をめぐり交流することは、AEO制度の優位性と魅力を高め、より安全で効率的で強靭な国際貿易のページをめくる上で有利だと述べた。
中国税関はAEO制度の良き実践者、先駆者、推進者になるため取り組んでおり、税関と企業の互恵・ウィンウィンと貿易円滑を促している。中国は2012年に初の相互承認協定に署名してから、シンガポールやEUなどの26のエコノミーとAEO相互承認協定に署名し、52の国及び地域を網羅し、いずれも世界最多となっている。
信用の代名詞であるAEOは、国際貿易の「金看板」と呼べる。税関の統計によると、中国の5860社のAEO企業による今年3月末までの貿易額は3兆元以上だ。これは貿易会社全体の1.19%の割合で貿易額の4割弱を創出した計算だ。AEO企業は名実相伴う貿易安定の「バラスト」になった。
AEO制度の優位性は、経済グローバル化及び地域経済一体化の促進で重要な力を発揮している。企業はAEOという「金の名刺」を持っているとどのようなメリットがあるのだろうか。
AEO企業は税関の信用レベルが最高の企業として、優先手続き、監督管理の省略化、貸出金利割引、サービス最適化など一連の優遇管理措置を受けられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月9日