米国連邦航空局(FAA)は3月に発行した耐空性改善命令の中で、ボーイング777の燃料タンク付近の電気絶縁に不良があり、これによりタンク内の出火が生じ火災もしくは爆発を引き起こす可能性があると指摘した。22日付米紙「ニューヨーク・ポスト」が伝えた。
この故障による影響はボーイングの米国各地の300機弱(型式は777-200、777-200LR、777-300、777-300ER、777Fシリーズジェット機)に及ぶ可能性がある。
ボーイング777は現在、世界で広く使用されている(特にアメリカン航空とユナイテッド航空)。
FAAの試算によると、同問題の対応には1400万ドルかかる見込みだ。
ボーイング機はこの数カ月で、ドア脱落、エンジン出火、タイヤ脱落、オーバーラン、翼の損傷などの事故を起こしている。ボーイングは米国の監督管理機関、航空会社、議会などから圧力を受けている。FAAは現地時間6日、ボーイングの品質検査及び記録改ざん問題について調査すると発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月24日