マルタの自動車ディーラーであるハッサン・ザミット社のステファン・デガーラCEOはこのほど新華社の独占取材で、「中国製の電気自動車(EV)は、その先進的な技術とグリーンで環境にやさしいという特長により、マルタで消費者の注目を集め続けている。これはマルタの交通機関のグリーンなモデル転換を促す」と述べた。
マルタのBYDディーラーである同社は昨年9月より、中国からBYD製EVの輸入を開始した。「中国による近年のEV製造関連の貢献は全世界が目にしていることだ。BYDとの提携は賢明な戦略的決定だ。これはウィンウィンの協力で、当社の製品ラインナップを豊富にし、マルタの消費者の需要を満たし、現地の交通のグリーンなモデル転換を促した。同時にBYDの欧州における市場シェアを拡大した」
デガーラ氏はいわゆる「生産能力過剰」という説を否定した。「この説は世界のEVに対する旺盛な需要と、この需要を満たすため中国が発揮している重要な力を無視している。世界では大多数の自動車がまだガソリン車で、EVの販売台数をさらに伸ばす大きな余地が残されている」
デガーラ氏は、「EVは短期間内にガソリン車と同等の価格、さらにはより安くなった。中国EV産業の技術の進歩と発展がその中で重要な力を発揮した」と述べた。
デガーラ氏は、「EUが中国製EVに追加関税を導入すれば、欧州の消費者のコストを拡大し、EUのグリーンな技術への過渡を遅らせる。さらに一部のEU諸国は電気化の目標を達成できなくなる可能性がある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月7日