この夏、中国ブランドが熱い。UEFA欧州選手権では、ハイセンスVARスクリーンが審判の正確な判断をアシストした。パリ五輪では、艾比森の屋外LEDスクリーンが従来の製品と比べエネルギー消費量を約20%削減した。税関総署がこのほど発表したデータによると、今年1−7月の家電(扇風機、洗濯機、掃除機、電子レンジ、液晶テレビなど)輸出額は前年同期比18.1%増の4091億9000万元だった。
2023年3月から2024年7月にかけ、中国の家電輸出は17カ月連続で前年同期比で増加した。家電がその実力により海外でファンを獲得していることは、中国の貿易の国際的な競争力の持続的な強化を示している。家電を始めとする「旧御三家」(アパレル、家具、家電)は改革開放当初より猛追し、中国が世界貿易機関(WTO)に加入した後に急速に発展し、さらに近年になりモデル転換と高度化の道を歩んでいる。世界の産業の変化においてしっかり立ち、その強みを確かなものとし、中国製造(メイド・イン・チャイナ)の実力を示している。
実力があれば製品をスムーズに供給できる。中国は世界で産業分類が最も揃った、産業システムが最も完全な製造業を擁する。例えば広東省は世界最大規模で品種が最も豊富な家電製造業センターで、その家電製造業の売上は全国の4割以上を占める。広東省は現在、深セン、仏山、東莞、珠海などを集約地とする家電産業クラスタを形成した。ここでは、企業の生産は材料の「現地調達」が可能で、生産能力と供給の安定性と信頼性を保証でき、また産業クラスタの相乗効果を製品の市場における強みにスムーズに転化できる。
実力があって初めて製品を活かすことができる。中国の家電企業は十分な競争によって成長した。都市部から農村部は、割安から高級路線へ、ボリュームゾーンからニッチへ。国内の特大規模の市場があれば、企業が競争力を持つイノベーション製品を研究開発し発売すれば、利益創出の限りない可能性が生まれる。製品の好調な売れ行きは、中国企業が持続的なイノベーションにより海外で波に乗ることの縮図だ。
また新世代家電製品は質優先の生活に新たな選択肢をもたらした。多くの家電企業は家電「買い替え」の政策を利用し、ハイエンド化、スマート化、グリーン化の工夫をし、競争力を持つより多くの製品を生産し、国内外の消費者の期待により良く答えることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月15日