340トンの電力鉄塔を満載した中越班列が3月8日午前、南寧国際鉄路港から発車し、ベトナムのハノイに向かった。これは広西初の電力鉄塔特別列車だ。新華社記者・曹禕銘撮影
貨物を満載した中越快速通関班列(以下「中越班列」)が17日早朝、広西南寧国際鉄路港から発車し、同日午後にベトナムのイエンヴィエン駅に到着した。
この2017年に開通した越境コンテナ班列は当初の毎月5本未満の発車規模から徐々に拡大し、かつ今年1−7月には月間貨物輸送量を3回更新した。3月には初めて500TEUを突破し、4月には1622TEUにのぼった。7月は1922TEUで、第1四半期の合計を上回った。
調べによると、鉄塔や鋼材などの新たな貨物に、熱帯果物などの季節的な貨物が加わり、今年の中越班列が特に忙しくなっている。中国鉄路南寧局集団有限公司南寧鉄路物流センター南寧南営業部サブマネージャーの張君氏は、「ピーク時には1日3本発車する」と述べた。南寧市商務局の説明によると、これは中越経済・貿易協力の持続的な掘り下げという大きな背景によるものであり、また中国・南寧―ベトナム・ハノイ越境物流快速ルート建設活動特別班の努力と手にした成果によるものでもある。
2023年4月に特別班が結成されてから、ルートの計画と建設が全面的かつ統一的に推進された。中越班列常態化運行実施案が発表され、力強い効果的な措置が講じられ、班列の毎週火・木・土曜常態化運行が実現された。2023年に湘桂鉄路南寧―憑祥区間のスピードアップ改修工事が完了し、中越国際鉄道大ルートの列車の運行時速が90キロに上がった。今年1月には国鉄南寧局とベトナム鉄道公社が共同で、中越班列全過程時刻表を確定した。中外運広西有限公司の業務マネージャーである朱世強氏は、「ベトナムへのポリ塩化ビニールの輸出は海運を利用していたが、現在は中越半列により3−5日短縮できる」と述べた。
国鉄南寧局は今年さらに広州―南寧―ベトナム「鉄道+鉄道」接続班列を運行し、粤港澳大湾区の貨物のベトナムへの輸出に向け新たな越境物流ルートを切り開く。今や中越班列の集荷先には広西チワン族自治区内外の20以上の地級市が含まれる。越境貨物輸送はベトナム、ラオス、タイなどの多くのASEAN諸国を網羅。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月19日