「中国の観光ブームにより航空機の需要が倍増する」中国民間航空市場に対する米ボーイング社の最新の予測が、広く注目されている。「環球時報」が伝えた。
ボーイングは27日に発表した「ビジネス市場見通し」の中で、2043年に中国の民間航空機数が倍以上に増え、9740機にのぼるとした。旅客数の年平均増加率は5.9%で、世界平均の4.7%を上回るという。さらに力強く発展するEC業界の刺激を受け、貨物機が2倍弱増える。ボーイング中国総裁は先ほどの取材で、ボーイングは中国市場を最重視しているとし、今後20年に渡り需要が増え続ける中国市場に期待すると述べた。最新の予測は、ボーイングの中国民間航空市場への楽観的な予想をさらに示した。
中国の民間航空市場に期待し、賭けるのは、ボーイングだけではない。エアバスは先ほど発表した2023−42年世界航空サービス市場予測の中で、中国の今後20年の航空機旅客数の年平均増加率は5.2%にのぼり、航空機の新規需要が9000機を超えるとした。ボーイングとエアバスという2大民間航空機メーカーは、中国が今後20年で世界最大の航空サービス市場になると予測した。民間航空は国民経済の「風見鶏」と呼ばれ、民間航空の輸送量の増加率は国民経済の成長率と密接に関連するとされている。2大民間航空機メーカーの中国市場に対するほぼ一致した楽観的な予想は、中国経済の潜在力を観察する如実な指標になった。
中国の航空業の今後20年の発展を楽観的に予想しているのはボーイングやエアバスだけでなく、ドイツ企業を含むグローバル企業が対中投資を持続的に拡大している。これらはいずれも、現在の中国経済の真の潜在力を理解するための良い視点だ。中国市場も引き続き、世界各国と中国の発展のボーナスを共有する。中国のルールを守り、中国市場で成長し、中国と共にパイを大きくする企業のすべてが、心から歓迎される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月29日