中国共産党第20期三中全会は金融体制改革について、将来を見据えたシステム的なトップダウン設計を打ち出した。金融体制改革をどのように深化させ、中国式現代化の推進に助力するか、中国人民銀行の潘功勝総裁に話を聞いた。
潘功勝氏は以下のように述べた。中国共産党第20期三中全会の金融体制改革に関する取り決めの最初の任務は、中央銀行制度を急速に整備することである。人民銀行は通貨政策やシステム的な金融リスク防止などの職責をめぐり、現代の中央銀行制度を急速に構築する。
今年、人民銀行は比較的重大な貨幣政策の調整を3度実施し、景気回復を的確に後押しした。続いて、カウンターシクリカルとクロスシクリカルの調整を強化し、予測の安定、自信の向上、景気回復傾向の強固に力を入れる。
現在、中国の金融体制は全体的に安定し、重点分野の金融リスクは緩和されている。
人民銀行は科学技術金融、グリーン金融、金融包摂、養老金融、デジタル金融の「5大作業」を推し進め、金融開放政策の透明性・安定性・予測性を高め、金融のハイレベルな開放を引き続き推し進めていく。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月31日