中国はこのほど、予想以上の逆周期調節政策を続けて発表した。資本市場はこれに積極的な反応を示した。上海総合指数は26日に3000ポイント台に乗り、24−27日の4営業日で12.32%高となった。同時に北向資金の取引高が大幅に増加した。
JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、UBSなどの外資系投資銀行が次々と声を上げ、中国の資産への期待を揺るぎないものとしている。総合的に見ると、外資系機関は最近の一連の政策が、ファンダメンタルズ及び株式市場に顕著な刺激効果を発揮していると見ている。複数の有利な要素の効果により、現在は中国の株式市場に投資する好機とし、株価上昇に期待している。
JPモルガン・チェース中国チーフエコノミスト兼大中華区経済研究主管の朱海斌氏は、「中央銀行が24日に発表した政策は市場の予想を上回った。これは市場の自信の回復を目指したものだ」と述べた。
JPモルガン・チェースの試算によると、住宅ローン金利の平均0.5%前後の引き下げにより、利払いが約1500億元減少する。中央銀行が初めて設立する2つの構造性金融ツールは、機関及び上場企業の資金獲得能力と株式買い増し能力の強化に有利だ。
ゴールドマン・サックスの研究チームは、「26日の中共中央政治局会議の精神は、監督管理層の経済成長への強い関心を顕著にし、需要側の改革をより重視した」と述べた。
朱氏は、「サービス業及び製造業、消費及び投資への支援のバランスを整えるため、財政政策が今後どのように強化されるかは、経済に存在する不均衡の問題を解消する上で極めて重要だ」と述べた。
多くの有利な政策を受け、外資系機関の投資の自信がさらに深まり、A株市場の今後の発展に期待している。上述したゴールドマン・サックスの研究チームは、「中国による国内株式市場安定の決意が顕著で、株主還元への期待が高まっている」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月29日