米EV情報サイト「Electrek」は23日、「フォードCEO、6カ月運転した中国製EVの虜に」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
フォードのジム・ファーリーCEOはこの6カ月、中国製EVを運転しており、「素晴らしい」と感想を述べた。ファーリー氏はこのシャオミ「SU7」を上海からシカゴに空輸してから運転を続けている。
ファーリー氏は中国製EVを絶賛し、BYDの最も安価なEV「シーガル」は「非常に素晴らしい」と述べた。この1万ドル未満のモデルは過去数カ月に渡り、中国自動車市場の販売ランキングで上位に名を連ねている。
ファーリー氏は今週放送されたポッドキャスト番組の中で、「中止となったアップルの自動車製造計画が話題になっているが、シャオミが研究開発した自動車は路上を走行している」と述べた。ファーリー氏はシャオミを「業界大手」と呼び、「自動車メーカーを凌駕する消費ブランド」との見方を示した。
ファーリー氏はさらに、「フォードの機構ではBYDと競争できない」ことを意識した後、フォードはよりコンパクトで割安なEVの研究開発に転じたと述べた。フォードは「新しいチーム」によりEV業界の競争に参加する必要があるという。フォードには米国の複数のEVメーカーとアップル元従業員でつくる「スカンクワークス」があり、最も効率的なEVプラットフォームの一つになる見込みのシステムを開発中だ。ファーリー氏は、「私のリーダーとしての地位はこのチームでまったく役に立たない。これは当社がBYDと競争するための極端な方法だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月26日