第15回中国国際航空宇宙博覧会(中国航空ショー)が開催中だ。中国航空工業集団有限公司は開催期間中に「2024−43年民間航空機中国市場予測年報」会見を開き、今後20年の民間航空機中国市場に関する最新の予測を発表した。
中国航空運輸業の23年の旅客輸送量は前年比146%増の6億1900万人で、貨物輸送量は同21%増の735万4000トン。中国経済の安定成長と観光業の力強い回復が、航空運輸業の発展の重要なサポートとなった。23年末現在の中国航空運輸業の航空機数は105機増の4270機で、うち旅客機は4013機、貨物機は257機。
未来の中国航空運輸発展環境の総合的な評価によると、中国航空運輸市場は今後20年に渡り拡大を維持すると見られる。旅客輸送量の年平均増加率は5.8%で、貨物・郵便物輸送量は4.6%。中国航空会社の旅客機数は43年末に8905機にのぼる見込みで、うちワイドボディ機は1577機、ナローボディ機は6787機、リージョナルジェットは541機。貨物機は621機。中国は24−43年の間に各種民間旅客機を8278機補充する必要がある。うちワイドボディ機は1546機、ナローボディ機は6246機、リージョナルジェットは486機。
(今回の予測には香港・澳門特別行政区及び台湾省の航空会社の需要が含まれない)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月14日