中国国家鉄道集団有限公司が明かした情報によると、12月2日で中国・ラオス鉄道は開通から3周年を迎え、安全運転を継続している。旅客輸送量は4300万人、貨物輸送量は4830万トンに達し、黄金大ルートの効果はますます際立ち、中国・ラオス経済回廊の建設、中国・ラオス運命共同体の構築に力強い原動力を注いでいる。
国鉄集団国際部の担当者によると、中国・ラオス鉄道の開通からの3年間に、国鉄集団はラオス鉄道部門と密接に協力し、ハイスタンダード・持続可能・人民奉仕という目標に目を向け、中国・ラオス鉄道をしっかりと管理・利用し、両国民の効率的な移動と地域経済・社会の発展に奉仕してきた。中国・ラオス鉄道は両国民の発展の道、幸福の道、友好の道になった。
統計によると、中国・ラオス鉄道の旅客輸送量は増加し続け、全線の1カ月の旅客輸送量は開通当初の60万人から現在は160万人に増加した。中国国内区間の1日あたり運行本数は8本から最多86本に増加し、旅客輸送量は累計3560万人に達した。ラオス区間の1日あたり運行本数は4本から16本に増加し、普通旅客列車は10輌以上になり、旅客輸送量は累計740万人に達した。
同時に、中国とラオスの鉄道部門は貨物輸送を強化し、輸送能力と効率を高め、越境貨物列車の1日あたりの運行本数は開通当初の2本から現在は18本に増加、列車けん引トン数2000トンから2500トンに増加し、貨物輸送量は1060万トンに達した。「中国・ラオス鉄道+中欧班列」などの国際輸送の新しい形式を積極的に模索し、ラオスやタイなどの国から欧州までの輸送所要時間は15日に短縮され、越境貨物輸送は国内31省(区、市)とラオス、タイ、ベトナム、シンガポールなど19の国と地域をカバーし、商品は3000品種以上に増加した。
中国・ラオス鉄道はラオス、さらにはASEAN諸国の輸送コストと物流効率に大きな影響を与え、昆明からラオス経由でタイに輸送するコストを30~50%削減、ラオス国内の輸送コストを20~30%削減し、沿線の各産業の能力増強とアップグレード、国際貿易往来を促し、地域経済の発展の新たな「エンジン」となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月7日