「上海証券報」が7日、上港集団から得た情報によると、上海港は2024年に年間コンテナ取扱量5150万TEU到達という歴史的な時を迎えた。再び世界記録を樹立し、15年連続で世界一になる見込みだ。「5000万TEU級」という特大規模の達成は、上海港が国際水運センターの建設で新たな段階に上がったことを象徴する。
各地の港湾取扱量が昨年、更新された。蘇州港の年間コンテナ取扱量は1000万TEUを、広州港南沙港区は2000万TEUを、深セン港は3300万TEUを突破した。これら一連のデータの裏には、中国の港の溢れんばかりの原動力がある。
「寧波舟山港全体計画(2035年)」によると、35年までに寧波舟山港の貨物取扱量は18億トンにコンテナ取扱量は6000万TEUにのぼる見込みだ。
中国の港湾の作業効率、サービス水準、サービス能力は現在、いずれも世界一流だ。交通運輸部のデータによると、24年1−11月の全国の港湾貨物取扱量は160億4000万トンで、通年では前年比約3.4%増の175億トンにのぼる見込みだ。この大幅な増加は、中国の対外貿易の活況を示している。24年1−11月の中国のコンテナ取扱量は前年同期比7.3%増の3億TEU。
業界関係者によると、中国の港は25年にスマート化やグリーン化などの面で顕著な進展を迎え、IoT、AI、ビッグデータ、5Gなどの技術の港での導入がさらに進む。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月9日