全国の多くのスキー場で利用者数の記録が更新中だ。氷雪観光地の売上が大きく伸び、氷雪消費がウィンタースポーツ用品の生産と、ウィンタースポーツ施設の建設を促している。人で混雑し、消費が活況を呈し、急ピッチで建設。現場からのデータは、氷雪経済の新たな活力を示した。
新春より、全国の多くの氷雪観光地を訪れる観光客数の記録更新が続いている。
黒竜江省哈爾浜(ハルビン)氷雪大世界の1日の来場者数が初めて10万人を突破し、過去最多となった。新疆将軍山国際スキーリゾートの1日の利用客数が1万人を突破し、記録を更新した。吉林万科松花湖リゾートの観光客数は前年同期比40.1%増で、1日の観光客数が過去最高水準に達した。
新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)県に位置するシルクロード山地リゾートは初級・中級・高級の15本のコースを開放。利用者数は通常の4割近く増加。同リゾートのブランドセンターマネージャの荘紅氏は、「一家勢揃いでスキーに来る人が増えている。高齢者と小中学生の数も大幅に増え、自分用のスキー板を持ってくる人も以前より増えた」と述べた。
北部地区だけでなく、南部地区の氷雪経済も大盛況だ。広州熱雪奇跡の孫錚総経理によると、華南地区最大の屋内スキー場である広州熱雪奇跡は春節連休中、利用者数が前年同期比で10%増となった。
関連データによると、1月28日から2月4日の広東省のスキー客数は前年同期比79.4%増で、重慶市は37.8%増、江蘇省は33%増、上海市は32%増だった。全国934カ所のスキー場の利用者数は1723万2000人で、昨年の春節連休より10%増加した。
氷雪資源が豊富な遼寧省、黒竜江省、吉林省は春節連休期中に観光業が好調で、536億9800万元、336億5000万元、337億5500万元の観光収入で全国の上位に入った。うち遼寧省は前年同期比30.11%増、黒竜江省は同23.80%増だった。
河北省張家口科万文化伝播有限公司は、スキー板、スキーウェア、スキー靴、炭素繊維ヘルメットなどの各種スキー用品を開発・販売する。同社の責任者である王珏氏は、「24−25年冬季は、当社の事業が急成長する黄金期となった。例年同期と比べると、今シーズンは製品の販売が急増し、全体的に50%弱増えた」と説明した。
中国観光研究院は発表した報告書の中で、24−25年冬季の中国の氷雪レジャー・観光客数は5億2000万人に達し、観光収入は6300億元を突破し、前年同期より大幅に増加すると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月18日
![]() |
![]() |
![]() |