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japanese.china.org.cn |26. 03. 2025 | ![]() |
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海南が年末に「封関運営」へ、世界の開放の新たな新高地を構築
ボアオ・アジアフォーラム「世界自由貿易港発展」サブフォーラムの会場 中国網記者李明艶撮影
海南省は2025年末に、全島を関税ゼロにする「封関運営」の実現を目指している。これは中国の改革開放深化が新たな段階に入ることを意味する。海南省の劉小明省長は、ボアオ・アジアフォーラム「世界自由貿易港発展」サブフォーラムにおいて、「海南省は現在、25年末に順調に目標達成できるよう、封関の準備を進めている。封関後、海南自由貿易港は国際貿易・投資の自由化及び円滑化水準をさらに高め、中国大陸部の特大規模の市場としっかり連結し、より高水準の開放局面を形成する」と述べた。
5大措置でより高水準の開放を実現
劉氏の説明によると、海南省は24年に外向き型経済が好調で、物品貿易が20%増、サービス貿易が23.9%増となった。実行ベース外資導入額は全国トップレベル。封関後、海南自由貿易港はルールとメカニズムのつながりを通じ、交通・物流・情報・通信・エネルギーなどの重要分野の相互接続、サービス貿易を重点とする産業の連結、低炭素で持続可能な発展のグリーンな連結を促し、常態化対話及び交流を強化する。「開放水準がより高く、政策の力がより大きく、影響範囲がより広く、ビジネス環境がより良い」という目標を達成する。
海南省の世界における役割を強化
ボアオ・アジアフォーラムの潘基文理事長は、「海南省は近年、インフラ、サービス、熱帯農業、ハイテク産業などで、世界の人材と資本を集める磁石になっている」と述べ、「封関運営は、海南省が新興の観光・水運・金融センターになる後押しをする」と特に強調した。
ボアオ・アジアフォーラムの周小川副理事長は、「海南自由貿易港は地域の強みを発揮し、サービス貿易の開放とグリーンな発展に焦点を絞る。海南省はすでに生態資源を依拠してグリーンな実践を模索しており、将来的には地域協力において低炭素なモデル転換をけん引する必要がある」との見方を示した。
キルギスタンのジャパロフ元首相は、「海南省は中国と東南アジアを結ぶ重要な紐帯で、中央アジア諸国は物流回廊を通じ中国及び欧州と協力を掘り下げることができる。海南省と中央アジアが地理的なチャンスを共有するためには、共に発展の潜在力を引き出す必要がある」と指摘した。
世界の「友達の輪」を構築
海南自由貿易港はすでに38の世界自由貿易地域(港)とパートナーシップを築いており、世界の「友達の輪」を初歩的に構築している。香港特別行政区の李家超行政長官は、「香港は海南省と手を携え自由貿易協力を促進し、市場自由化のチャンスを共有する」と述べた。
中国は海南自由貿易港の建設を通じ、高水準の対外開放を堅持する決意を示す。世界の経済・貿易ルールが挑戦を迎える状況下、海南省は地域の特徴と強みを十分に発揮し、海南の発展に合った海南の特色ある改革と革新を積極的に模索し、開放型の世界経済を構築するため新たな支えを提供する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月26日
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