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japanese.china.org.cn |27. 03. 2025

「感情経済」、消費の新空間を切り拓く

タグ: 感情経済 哪吒 フィギュア
中国網日本語版  |  2025-03-27

「感情経済」が若者の消費の熱意に火をつけている。

成都市の天府紅と天府国際動漫城には、さまざまな二次元のコスプレをした若いグッズ購入者が集まる。現地人は「二次元が老舗店を救う」と形容している。杭州市では限定版「西湖酢魚」ぬいぐるみが検索ランキングに上がった。販売において、魚を取り、重さを量り、下処理し、鍋に入れ、味をつける全過程が再現される。独特な「ごっこ遊び」の消費体験が、若者の間で人気のストレス解消法になった。長沙市の万家麗広場の3階が脱出ゲームの楽園になり、若い消費者から好評を博している。

北京西単大悦城泡泡瑪特の店内で2月25日、店員が「哪吒之魔童閙海」のフィギュアのブラインドボックスについて説明した。新華社記者・王秋韻撮影

「感情経済」関連商品はデジタル性が顕著だ。近年「AI心理カウンセラー」や「AI感情カウンセラー」などのバーチャルサービスがネット上で人気になっている。これらのサービスはよりスムーズでプライバシーが守られ、ネットユーザーから「電子親友」「電子伴侶」と呼ばれている。

若者はなぜ感情消費に熱心なのだろうか。取材によると、これはハイペースな生活のストレス、「引きこもり」生活による感情の需要、Z世代の独特な消費の観念によるものだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月27日