アストラゼネカは北京で第6のグローバル戦略研究開発センターを設立すると発表した。BASFは広東省湛江市で投資総額約100億ユーロの一体化生産拠点を建設中だ。上海市浦東新区は13のグローバル企業地域本部と4の外資系研究開発センターを迎えた。外資系企業の重役がこのほど、集中的に中国を訪れている。重大プロジェクトが次々と実行に移り、外資安定化政策が持続的に強化され、中国の外資導入の「磁力」が強まっている。多くの外資系企業の責任者は、中国の特大規模の市場、整った産業・サプライチェーン、科学技術イノベーション力は大きなチャンスであり、中国への投資はチャンスと共に歩むことを意味するとし、中国への投資を持続的に拡大しイノベーション協力の空間を切り開きたいと述べた。

外資企業が実際の投資により中国市場への信頼性を示している。生物医学、人工知能（AI）、先進製造などの先端イノベーション分野が重要な投資先になっている。

外資系企業の対中投資の決意と自信はどこに？

業界内の専門家は、中国の高水準の対外開放の拡大の堅持と、外資安定化活動の着々とした進行が、中国に投資し中国を深耕する外資系企業の決意を揺るぎなくしたと見ている。市場を見ると、中国は世界2位の消費市場で、世界最大規模の中所得層を持ち、投資と消費の高い潜在力を秘めている。産業を見ると、中国は質の高い発展に取り組み、グリーン化・デジタル化・スマート化モデル転換がペースアップしており、産業のサポート力が高い。中国は新たな科学技術革命と産業の変革の最も理想的な応用シーンであり、外資系企業に協力の新たなチャンスを提供した。同時にビジネス環境の最適化、開放拡大の試行、参入規制撤廃など一連の政策は実務的な行動により、外資系企業の中国での発展に力強いサポートを提供した。

より多くの外国企業及び機関が訪れ、投資と興業の気運がますます高まる。KPMGグローバル中国事業発展センター中国事業責任者の李瑶氏は、「国内と国際の2つの市場と2種の資源要素が連動し、中国経済発展の独自の強みを形成している。新興海外資本は中国のチャンスへの注目を強め、中国への投資を持続的に拡大している」と述べた。

中国は今年、高品質の対外開放を着実に進める歩みを止めない。商務部などの部門はより力強い措置により質の高い外資導入を促す。商務部の何亜東報道官は27日の定例会見で、「複雑で変化が激しい国際情勢を見据え、中国は高水準の開放拡大の確実性により外部環境の不確実性に対応し、かつ市場化・法治化・国際化の一流のビジネス環境を作り続ける」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年4月1日