国際市場は先週、米国の関税政策の激変によりジェットコースターの様相を呈した。「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数が高止まりした。資金は相対的に安全な資産を求めている。一部機関は、米国の関税政策は投資家の米国経済の安定性への自信を試すとした。今年に入りドル安が進行し、ピークから6カ月ぶりの低水準まで落ちた。米国以外の株式市場に資金が持続的に流れていることが分かる。
今回の世界的な資金大移動において、多くの投資家が中国市場に目を向けている。
連博基金副総経理、投資責任者の朱良氏は、「全体的に見ると、現在の中国株式市場のバリュエーションは海外市場を大きく下回っており、また中国にはキャッシュフローが健全な優良企業が多い。これらの要素によって、中国株式市場は非常に魅力的だ」と述べた。
モルガン・スタンレーは、「関税引き上げによるA株市場へのリスクがほぼ消化されたことを受け、中央匯金などの中国の政府系投資会社は先週月曜日の市場暴落後に、初めて「安定化基金」に準じる位置づけを表明し、株式市場の安定維持に動き出した。これにより、中国株式市場で自社株買いや増資を発表する企業が大幅に増え、多くの投資家が自信を深めた」と中国市場の動きを評価した。
景順投資上級ファンドマネージャーの劉徽氏は、「最近の政策は株式市場の安定維持を強調している。市場では、より多くの中長期資金が流入すると予想されている。中国株式市場は近年十分に調整されており、バリュエーションが非常に魅力的だ。中国市場は今年、主要先進国市場を上回る可能性が比較的高い」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月15日
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