税関総署が9日に発表したデータによると、中国の物品貿易が5月に安定成長の傾向を維持し、1−5月の貿易額は前年同期比2.5%増を達成した。
税関の統計では、1−5月の中国の物品貿易額は17兆9400億元で同2.5%増。そのうち、輸出は10兆6700億元で同7.2%増、輸入は7兆2700億元で同3.8%減。
5月単月の中国の物品貿易額は3兆8100億元で同2.7%増。そのうち、輸出は2兆2800億元で6.3%増、輸入は1兆5300億元で2.1%減。中でも、ASEAN、EU、アフリカ、中央アジア5カ国への輸出はそれぞれ16.9%、13.7%、35.3%、8.8%増となった。
経営主体を見ると、1−5月の民間企業の貿易額は10兆2500億元の同7%増で、中国の貿易総額に占める割合は前年同期比2.4ポイント増の57.1%。貿易実績のある外資系企業数は7万3000社を超え、同期では5年ぶりの高水準となった。月間貿易額は4カ月連続で増加を維持。
輸出入製品を見ると、1−5月の装備製造業製品の輸出額は同9.2%増の6兆2200億元で、貿易総額の58.3%を占め、中国の対外貿易の安定成長に力強い支えを提供した。
地域別に見ると、1−5月の中部地区の貿易額は同11.1%増の1兆5000億元となり、伸び率は全体を8.6ポイント上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月10日
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