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内蒙古自治区赤峰市にある遠景赤峰ゼロカーボン水素エネルギー産業パークはこのほど、初のグリーンアンモニアを無事に出荷した。これにより、中国最大規模の遠景赤峰グリーン水素アンモニアプロジェクトが正式に稼働を開始した。第1期プロジェクトでは年間32万トンのグリーン合成アンモニアを生産。これは中国のグリーン水素アンモニア産業が実証段階から大規模商業運用の新段階へ入ったことを示した。
同プロジェクトは風力・太陽光発電を動力源とし、水電解でグリーン水素を製造。同時に再生可能エネルギーで空気中の窒素を分離し、動的アンモニア合成技術により水素と窒素をグリーン合成アンモニアにする。変動の大きい再生可能エネルギーを、安定性が高く、高付加価値で輸送しやすいグリーンアンモニアに変えることに成功した。
同プロジェクトで生産されたグリーンアンモニアは現在、欧州・東南アジア企業と長期供給契約を締結しており、港湾ハブを通じて世界市場へ運ばれる。このうち、日本5大総合商社の一つである丸紅株式会社とは世界初のグリーンアンモニア長期調達契約を結んだ。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年8月4日
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