中国税関総署が7日発表した2025年1～7月期の貿易統計によると、貿易額は前年同期比3.5％増の25兆7千億元となった。このうち、輸出額が同7.3％増の15兆3100億元で安定増を実現。一方、輸入額は同1.6％減の10兆3900億元と減少。減少幅は上半期に比べ1.1ポイント縮小している。

一般貿易と加工貿易が増加

一般貿易は同2.1％増の16兆4400億元で貿易額全体の64％を占めた。このうち、輸出は同7.4％増の10兆1100億元、輸入は同5.4％減の6兆3300億元となっている。加工貿易は同6.3％増の4兆6千億元で全体の17.9％を占めた。うち、輸出は同3.8％増の2兆8400億元、輸入は同10.5％増の1兆7600億元。

ASEANやEUとの貿易が増加

主要貿易先ではASEANが首位を維持。取引額は同9.4％増の4兆2900億元で全体の16.7％を占めた。EUは2位で、同3.9％増の3兆3500億元で全体の13％を占めた。米国は3位で、同11.1％減の2兆4200億元で全体の9.4％を占めた。特に「一帯一路」共同建設国との取引額は同5.5％増の13兆2900億元と好調だった。

このほか、民間企業の輸出入の取引額は同7.4％増の14兆6800億元で、貿易額全体の57.1％を占め、前年同期比2.1ポイント増となった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年8月8日