中国国家税務総局が発表した統計データによると、今年1−6月の国内免税店舗数は前年比で倍増し、すでに7200店を突破している。免税制度を利用した旅行客数は186%増を示し、免税対象商品の売上高及び免税返金額はそれぞれ94.6%、93.2%の伸びを記録した。
「中国での観光」の持続的な人気に伴い、「中国での買い物」ブームも高まり続けている。「空のスーツケースを携えて中国へ向かう」という動きが、訪中インバウンド客の「名店巡り」や「お目当て商品の買い込み」を特徴とする新たな越境観光スタイルとして定着しつつある。
絹製品、茶葉、伝統陶磁器といった定番品から、国産トレンド商品、文化創意アイテム、ハイテク製品に至るまで、インバウンド客の購入対象は多様化の一途を辿っている。特に免税制度の発展においては、免税適用最低額の引き下げ、決済・伝票発行の効率化、免税処理・審査の迅速化など、関連制度の最適化施策がインバウンド消費拡大をけん引する強い追い風となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月19日
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